不正咬合に気づいたら、すぐに相談しましょう。治療開始時期は、症状により異なります。
ちろん大人でも矯正治療はできます。最近は日本でも、大人で矯正治療する人が増えています。
年齢に上限はありませんが、成長期にある子供は成長・発育を利用しながら治療を進められるので、条件がより有利になります。
矯正歯科治療は原則として保険がきかず、特殊な治療※を除いて、自費負担になります。
症状にもよりますが、一般的には総額50~100万くらいになります。支払い方法も色々ありますから相談してください。
※特殊な治療の例 外科的矯正歯科手術を併用する顎変形症の歯列矯正歯科治療等に健康保険が適用される場合があります。
歯は、歯を支える骨の吸収と造骨という現象で動きます。これが歯の動く原則です。
歯とあごの大きさの不調和が著しい場合は、抜歯が必要となりますが乳歯から永久歯に代わる頃やあごの成長が旺盛な時期に治療を開始すれば、歯を抜かずに治療する可能性も高くなります。
矯正歯科治療の前に歯の検査をして、むし歯や歯周病がある場合は、先に必要な治療をすませてから矯正歯科治療をします。
装置を初めてつけたり、力を調整したときには、歯が浮くような感覚があります。個人差がありあすが、数日でおさまります。
矯正歯科装置によっても多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題ありません。
装置をつけているので、歯みがきには、工夫がいります。みがき方の指導をしますから、早くそれを身につけてください。
矯正歯科治療は長い治療期間を必要とします。
患者さんと矯正歯科医が協力体制と信頼関係を保ちながら、途中であきらめないよう頑張ることが必要です。