泌尿器科・男性不妊症治療・男性科-京都 四条駅すぐのクリニック

VOL.25

メンズヘルス「男性科」とテストステロン

泌尿器科・男性不妊症治療

 医療法人男健会 北村クリニック
北村 健 院長
メンズヘルス「男性科」

メンズヘルスとは文字通り、男性の健康と言えます。つまり、「男性科」の医療といっても良いと思います。

婦人科に対する、男性の健康を網羅的に診て、より良い人生のため、治療などのお手伝いをしていく診療科とも言えると思います。

この男性科は今後大変重要になってくる概念かと思います。

そこで極めて大切なことは、テストステロンという男性ホルモンの理解を深めることだと思います。

テストステロン

医療法人男健会 北村クリニックのホームページでもテストステロンについては詳細に述べてあります。

医療法人男健会 北村クリニックのホームページ: https://kitamura-health.com/testosterone.html

 

そこからの一部は抜粋にはなりますが、簡単にテストステロンという男性ホルモンのことを説明したいと思います。

テストステロンは、男性の場合はほとんどが精巣(睾丸)で産生され一部が副腎から作られます。女性の場合は卵巣、脂肪、副腎で産生されますが男性よりも産出量はかなり少ないです。

男性ホルモンは、アンドロゲン(androgen)とも呼ばれるステロイド・ホルモンで、メインになるテストステロンのほか、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオン(androstenedione)、エピアンドロステロンなどがありますが、一般的にはこのような細かい詳細までは理解しなくても大丈夫でしょう。テストステロンというメインの男性ホルモンについて理解するだけでも十分だと思います。

テストステロンの働き

メンズヘルス「男性科」とテストステロンテストステロンは体内においては、いくつかの形態に分類されます。アルブミンというタンパクと結合しているものが全体2~3割であり、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)や他タンパクとの結合型が5~7割でありますが、生物学的活性のある、活性型のテストステロンであるフリー(遊離)テストステロンは全テストステロンのうちわずか1~3%です。

男性更年期の診断にはテストステロンのトータルとフリーと両者の検査が望ましいと言えます。

 

このテストステロンの働きは、男性にとっては特に重要です。

筋肉質のたくましい体つき、性欲をつかさどり、性機能や精子形成にも大変大きな役割を主導的に行います。それだけではなく、人もメンタルや性格などへも多大な影響があることが近年わかってきました。

積極的な行動力、計算能力、空間認識の能力、そして記憶(海馬という脳の中枢部分でもテストステロンは大切な働きをしているので認知機能に影響が大きいことがわかってきました)などまたは、社会性、つまりリーダーシップ、公正を重要視するなど、とても人間社会において欠かせない働きをするホルモンなのです。

テストステロンと男性科

このテストステロンの研究はまだまだ未知のことが多く魅力にあふれるホルモンです。

「男性科」の診療においては欠かせないテストステロンの理解。

男性更年期、男性不妊症、ED(勃起不全、勃起障害)など男性科において主要な疾患でもこのテストステロンは中心的役割を果たします。

このようなホルモンがあるのだと、皆様が知っておいていただければ幸いです。知ることが「男性科」理解への第一歩となります。

 

このインタビューでも徐々にテストステロンと男性科のお話は継続していきたい思います。

 

著者:医療法人男健会 北村クリニック 院長 北村 健

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